【書評】『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』レビュー|迷走するキャリアに「論理」という杭を打つ
お疲れ様です。Low calmです。 今日は、温かいアールグレイを用意して、少し静かな話をしましょう。
人事労務の仕事をしていると、多くの従業員が「今の仕事は本当に自分のやりたいことなのか」という迷宮に迷い込んでいるのを目にします。私自身、難病でキャリアが一度中断したとき、同じ壁にぶつかりました。人生の時間は有限です。だからこそ、迷っている時間はあまりにも惜しい。
世の中には「直感に従え」だの「とりあえず行動しろ」だの、ノイズのようなアドバイスが溢れています。しかし、私たちに必要なのは、そんな曖昧な精神論ではなく、再現性のある論理ではないでしょうか。
今回紹介する『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』は、そんな「キャリアの迷子」に対する、極めて冷静で実用的な処方箋です。
結論:この記事は「読む価値」ある?
- こんな気分向け
「今の会社のままでいいのか」と漠然とした不安があるが、次に何をすべきか言語化できていない時。 - 読むと得られるもの
「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」を組み合わせ、自分だけの指針を導き出す数学的な公式。 - Low calmの判定
「時間投資の価値アリ / 手を動かして読むべき一冊」
Low calmが「グッときた」ところベスト3
人事としての視点、そしてFPとしての「人的資本の最大化」という観点から、本書の特筆すべき点を3つ挙げます。
【第1位】「本当にやりたいこと」を導く厳密な公式

多くの人が誤解しているが、情熱は空から降ってくるものではない。著者は「本当にやりたいこと」を以下の公式で定義しています。
「本当に」やりたいこと=好きなこと×得意なこと×大事なこと
この分解能の高さには膝を打ちました。「好き×得意」だけでは単なる「やりたいこと」に過ぎず、そこに「大事なこと(価値観)」というフィルターを通して初めて、迷いのない「本当にやりたいこと」が見つかる。 感情論を排し、誰でも答えにたどり着ける設計になっている点は、非常に誠実だと感じました。
【第2位】「得意なこと」と「スキル」の明確な区別

ここはFP視点でも重要です。著者は「得意なこと」を「無意識にできてしまう思考の癖」と定義し、後天的に身につけた「スキル」とは区別しています。 スキルは陳腐化しますが、生まれ持った性質である「得意なこと」は一生の資産になります。自分の替えの効かない資産が何なのかを理解せずに、資格取得やセミナーに時間を費やすのは、穴の空いたバケツに水を注ぐようなものです。
【第3位】「仕事」とは「得意なこと」を使った貢献である

自己分析の本でありながら、最終的には「社会への価値提供」に視点が向いています。 著者は、仕事の本質を「得意なことを使って、他人に貢献すること」と説きます。自分の「好き」を押し付けるのではなく、自分の「得意」という道具を使って、相手の課題を解決する。 「自分勝手な夢」ではなく、「他者への貢献」を見出すこの視点は、組織で働く私たちにとっても、独りよがりなキャリア形成を防ぐための重要な視座を与えてくれます。
どんな人におすすめなのか
✅ おすすめな人(時間を投資すべき人)
- 今の仕事に閉塞感を感じているが、転職活動をする軸が定まっていない人。
- 精神論よりも、ワークシートを使って論理的に思考整理をしたい人。
- 自分の市場価値を正しく理解したい人。
🚫 おすすめしない人(ミスマッチの可能性)
- 本を読むだけで、行動せずに人生が変わると思っている人。
- すでに明確な目標があり、具体的なスキル(プログラミング等)を求めている人。

紙 or 電子どの形式で「時間」を使うべきか?
判定:◎ 紙の書籍
これに関しては、明確に「紙」を推奨します。本書は読み物というよりは「ワークブック」に近いです。ペンを持ち、書き込み、付箋を貼り、自分との対話を繰り返す。そのプロセス自体に意味があります。電子書籍では、ページを行き来する際の思考のノイズが大きすぎると感じました。
まとめ:あなたの「時間」を投資する価値はあるか
本書は、あなたの内側にある「原石」を見つけるための優れたガイドです。週末の数時間をこの本に投資することで、今後数年間の迷走時間を削減できるなら、ROI(投資対効果)は極めて高いと言わざるを得ません。
しかし、ここで一つ、冷徹な現実をお伝えしなければなりません。 「本当にやりたいこと」が見つかっても、それを「仕事(収益)」にする手段を持っていなければ、それはただの趣味で終わるということです。
本書で「自分軸」を見つけた後、多くの人が直面するのが「で、これをどうやって世の中に発信すればいいの?」という壁です。 現代において、個人が自分の価値を社会に証明する最強のツールは、間違いなく「SNS」です。しかし、ただ闇雲に発信するだけでは、誰にも届きません。
もしあなたが、本書を通じて見つけた「本当にやりたいこと」や「得意なこと」を、本気で仕事や副業に繋げたいと考えるなら、「発信力」というスキルを身につける選択肢も検討すべきでしょう。
ここで、一つの選択肢として紹介したいのが、伴走型SNSスクール「SONOMAMA」です。
>> 伴走型SNSスクール「SONOMAMA」無料カウンセリングの詳細を見る私がこのスクールに注目したのは、「そのままで、もっと自由に、もっと輝く。」というコンセプトが、無理に自分を偽るのではなく、本書で見つけた「本来の自分(得意なこと)」を活かす方針と合致しているからです。
- 現役インフルエンサーによるマンツーマンサポート
独学の試行錯誤(時間の浪費)をショートカットできる。 - 3つのコース設定
「仕事」「趣味」「芸能・芸術」と、目的に合わせて学べるため、無理がない。 - 有職者向け
仕事を辞めずに、働きながらスキルを磨ける設計。
もちろん、スクールに入れば魔法のように人生が変わるわけではありません。それなりの努力と時間は必要です。しかし、間違った方向に努力をするリスクを回避し、最短距離で自分の価値を社会に届けるための環境としては、検討に値します。
「自分を知る」のが読書。「自分を届ける」のが実践。 この両輪が揃って初めて、私たちは自分らしい働き方を手にできるのだと感じています。

【最終案内】あなたの「時間」を豊かにする一冊
まずは、自分自身を知ることから始めてみてください。
もし、すでに「やりたいこと」の輪郭が見えていて、それを誰かに届けたいと願うなら、プロの知見を借りるのも賢い選択です。無料カウンセリングで「自分の可能性」を客観的に聞くだけでも、視界が開けるかもしれません。
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